中小企業の産学連携の実態 : バイオ、ME、ソフトウェア分野の比較調査結果

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  • チュウショウ キギョウ ノ サンガク レンケイ ノ ジッタイ バイオ ME ソフトウェア ブンヤ ノ ヒカク チョウサ ケッカ

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抄録

近年、大きく進展している産学連携において、中小企業は無視できない比重を占めている。内部資源に乏しく研究開発の制約が強い中小企業にとって、産学連携は重要であるが、中小企業がどのように産学連携に取り組み、どのような成果を挙げているかについて、未だ情報は少ない。本稿は、日米独韓4か国比較研究プロジェクトの一環として行われた、直近のアンケート調査の結果に基づいて、日本の中小企業の産学連携への取り組みの実態を明らかにし、またバイオ・マイクロエレクトロニクス(ME)・ソフトウェアという3つの技術分野の間での取り組みの違いを示すことを目的としている。調査結果から、とりわけ、産学連携を行った中小企業の多くが連携相手と以前から関係を持ち、相手の研究能力を高く評価し、相手と比較的強い信頼関係を形成し、連携の成果にも十分満足していることが明らかにされた。技術分野間の違いは全体としては大きくないが、とくに産学連携の経験と連携成果について、バイオとソフトウェアの間に明瞭な違いが見られる。

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