リフレクションの留意点 : 学生の経験学習サイクル活用を支援するために

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  • リフレクション ノ リュウイテン : ガクセイ ノ ケイケン ガクシュウ サイクル カツヨウ オ シエン スル タメニ
  • Notes on Reflection : To Help Students Learn to Utilize the Experiential Learning Cycle

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Abstract

今日では教育学や教育実践においてリフレクションの重要性が広く認識されているが、経験学習サイクル(EL)を成立させるようなリフレクションは容易ではない。ELは思考・感情・身体が統合された全人的経験を重視する知識創造の過程である。感動ばかりを追い求めて知の創造に繋がらない体験(本稿では「経験」と「体験」を区別する)も、内的体験を共有して共感が得られる高揚感に気を取られ次の体験に還元されない振り返りも、EL循環には貢献しない。筆者は、ELのためのリフレクションは教職を志す学生にとって必要不可欠であると考え、明示的解説とリフレクション課題の添削指導を提供している。本稿は、大学における筆者の指導実践に基づく報告であり、これからリフレクションに取り組む読者の手引きとしても活用されることを想定して執筆している。具体的には、David A Kolbによる1984年のExperiential Learning: Experience as the Source of Learning and Developmentの解説、リフレクションの方法と勘所の説明、学生によるリフレクションの例、筆者によるコメントの例などを含む。

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