未成品としての「オペラ」 : 1910-20年代の宝塚少女歌劇

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  • ミセイヒン ト シテ ノ 「 オペラ 」 : 1910-20ネンダイ ノ タカラズカ ショウジョ カゲキ
  • The Takarazuka Girls' Opera in the 1910s and 20s

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Abstract

本論文は、1910-20年代の宝塚少女歌劇を対象として、媒介のテクノロジー・作り手・受け手の3者に注目しながら、日本社会における歌劇の受容と変容について考察する。宝塚少女歌劇を生み出した社会空間・テクノロジーの再編(第2節)、小林一三の理念と観衆との関係(第3節)、「宝塚型」の確立・陳腐化とレヴューの流行(第4節)について考察することで、近代日本社会では子どもや家庭という緩衝装置を通じて西洋の衝撃が共有され、ローカルな文化が生成していったことを解明する。

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