グローバル系学部学生のグローバルキャリア志向とその変容プロセス : TEAによる質的研究主導型混合研究法を用いて

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  • グローバルケイ ガクブ ガクセイ ノ グローバルキャリア シコウ ト ソノ ヘンヨウ プロセス : TEA ニ ヨル シツテキ ケンキュウ シュドウガタ コンゴウ ケンキュウホウ オ モチイテ

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抄録

グローバル人材育成を目指すグローバル系学部には,外国語能力(主に英語能力)が高く海外経験も豊富な学生が,非グローバル系学部に比べ比較的多く存在する。このような学習環境における相互作用を通じて,学生たちはグローバル志向の醸成・変容のプロセスをどのようにたどっているのだろうか。本稿では,準拠集団と自己評価という社会心理学的概念を手掛かりに,グローバル系学部の学習環境に潜む「落とし穴」に着目しながら,学生のグローバル志向とその延長線上にあるグローバルキャリアに対する意識の変容プロセスを,複線経路・等至性アプローチ(TEA)を用いて具体的に考察する。なお,本稿では親研究である張(2015)のアンケート調査を通じて収集した研究参加者のグローバルキャリア志向に関する量的データを彼らの語りの分析結果と統合しジョイントディスプレイとして示すことで,質的データの解釈のtrustworthinessを高めることを目指す。したがって,本研究は質的研究主導型混合研究法を用いた実証研究の一例といえる。

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