沖縄県北部における実践能力向上のための取り組み : 『 フリースタイル出産介助』講習会開催報告

書誌事項

タイトル別名
  • オキナワケン ホクブ ニ オケル ジッセン ノウリョク コウジョウ ノ タメ ノ トリクミ : 『 フリースタイル シュッサンカイジョ 』 コウシュウカイ カイサイ ホウコク
  • Efforts to develop practical abilities in Yanbaru : Report on a “freestyle maternity assistance” workshop

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抄録

フリースタイル出産は、「自由な姿勢」「自由な場所」「自由な心」で出産するスタイルである。産婦が自分の本能に合わせて自発的に動くため、産痛は軽減され、過剰な医療介入がなく自分と胎児の力で出産することから「自分で産んだ」という感覚を持ち、出産満足度が高いといわれている。WHOの勧告でも「胎児の安全性が確保できれば産婦はできるだけ拘束のない自由な姿勢で過ごすことができるように配慮されるべき」と記されている。しかし、沖縄県内の産科施設でフリースタイル出産を導入している施設はあまりない。本年、本学に助産学専攻科が開設された。その記念事業としてフリースタイル出産介助法の講習会を開催した。分娩時の損傷も少なく産痛軽減効果、出産満足度が高いフリースタイル出産が沖縄県北部で普及することを祈念して企画したものである。本稿では、講習会の概要および受講者の感想と、そこから見出された沖縄県北部における助産実践能力の向上と「安全・安心・満足できる」出産・育児環境整備のために本学が担う役割について報告する。

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