書誌事項
- タイトル別名
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- Pragmatic Characteristics of Causative Constructions in Spoken Japanese : An Analysis Based on the Data Collected from Scripts for TV Dramas
- テレビドラマ ノ シナリオ ニ ミラレル ハナシコトバ ノ(サ)セル ヒョウゲン : サセシュ ・ シシュ ノ タチバ ト イシ ノ カンテン カラ
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抄録
(サ)セル表現に「強制」や「許容」といった用法があることはよく知られている。一方,「強制」や「許容」の用法が現実の言語使用においてどのような原理に基づいて用いられており,どのような機能を持つのかといった語用論的特徴はまだ明らかにされていない。 そこで本研究では,話し言葉における(サ)セル表現に焦点をあて,サセ手・シ手の立場と意志の2つの観点から整理を行ったうえで,(サ)セル表現の語用論的特徴を捉える試みを行った。立場の観点では,サセ手・シ手のそれぞれが話し手・聞き手・第三者のいずれなのかで整理し,意志の観点では,シ手の意志がサセ手の意志に一致するか対立するか問題にされないかで,〈意志相反〉〈意志尊重〉〈意志不問〉という3つのタイプに整理した。 テレビドラマのシナリオの用例を用いて分析した結果,次のことがわかった。〈意志相反〉は主にサセ手の非を指摘するために,〈意志尊重〉は主にサセ手への称賛を示すためにそれぞれ用いられており,非の指摘や称賛は,謝罪や非難,許可求めなどの機能で使われている。一方,〈意志不問〉は,サセ手の非の指摘や,サセ手の正当性の主張として使われることも多いが,単なる事実の叙述として使われることもある。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集
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国立国語研究所論集 (20), 199-221, 2021-01
国立国語研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699745247488
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- NII論文ID
- 120006952160
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- NII書誌ID
- AA12536262
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- ISSN
- 21861358
- 2186134X
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- NDL書誌ID
- 031306873
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可