Analysis of Social Media Posts Related to Exercise of Pregnant Woman

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  • 妊婦の運動に関するソーシャルメディアへの書き込みの分析

Abstract

妊娠中の運動の効果に,体重増加の防止や体力の維持,マイナートラブルの予防がある。さらに,分娩時間の短縮に影響し,主体的な出産のために運動をする妊婦は多い。研究目的は,妊婦の運動に関する情報ニーズを明らかにすることである。  分析対象は,Webサイト「ウィメンズパーク」の「もうすぐママの部屋」に2015年1~12月に書き込まれた“おしえて”マークがついた発言10,097件から抽出した,妊婦の運動に関しての発言764件である。分析方法は,株式会社NTTデータ数理システム社のText Mining Studio 6.1を使用し,単語頻度解析,単語頻度推移分析を行った。さらに質的帰納的に分析した。倫理的配慮は,Webサイトは会員登録制で,発言内容は個人情報を守秘されている。関西福祉大学倫理委員会の承認を得て実施した。  運動に関する発言は,初産婦244件,経産婦289件,不明231件であった。書き込まれた妊娠の時期は初期65件,中期145件,後期498件,産褥期41件,不明15件であった。書き込まれた妊娠月は,妊娠10か月以降が最も多かった。単語の出現頻度は,「散歩」「運動」「ウォーキング」「マタニティヨガ」「ストレッチ」の順に多かった。妊娠10カ月以降の発言を,運動について教えて欲しい内容に着目し質的帰納的に分析した。その結果,【運動の効果】【安産のための運動】【陣痛を誘発させるための運動】【分娩を促進するための運動】【運動の具体的な方法】【運動をしても良い身体的状態かの判断】の6つのカテゴリーが抽出された。  妊娠10カ月以降の書き込みが最も多く,出産を目前とした時期に運動に関する情報へのニーズが高まることが明らかとなった。さらに,運動の効果や方法だけではなく,運動をしても良い身体的状態かの判断をソーシャルメディアの助言に求めていた。これらより,病院での保健指導で専門家の視点で十分に説明をする必要があることが示唆された。

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