トゥールミンモデルを活用した説明的文章における読みの効果

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  • Effect of Using the Toulmin Model in Reading Expository Texts

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抄録

本稿では,説明的文章における要旨や要点の把握において,学習指導にトゥールミンモデルを活用することで,生徒は説明的文章の内容や構成,論理の展開について叙述を基に適確にとらえ,主張と論拠など情報と情報との関係についてつかむことから,読みが深まることを理解し,得た活用の視点を次の読みに能動的に生かそうとできるか,高等学校1 学年の教材,評論文「広告の形而上学」(岩井克人),「メディアがつくる身体」(荻上チキ)を取り上げて検証した。結果,学習時に行った問いを立てて読む活動の振り返り,初読の感想と学習を終えての感想の変容から,モデルを活用することで文章の構成,論理の展開について把握でき読みが深まったと自覚し,今後の読みに生かしたいという意欲や,両教材を比較して文章構造の違いに気づく見取りが可能な記述が見られた。

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