<研究論文>動詞連続と単節性 : ジンポー語の事例研究

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  • 倉部 慶太
    東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

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タイトル別名
  • <Articles>Serial verbs and monoclausality: A case study on Jinghpaw
  • Serial verbs and monoclausality : A case study on Jinghpaw

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抄録

複数の動詞からなる動詞連続(serialverbs)が単一の節であるか複数の節であるかは、動詞連続の研究において活発に議論されてきた中心的問題の1つである。本稿では、ジンポー語(ミャンマー北部 : シナ・チベット語族)の動詞連続のうち、特に継起を表す動詞連続に焦点をあて、音調、隣接性、構成動詞数、文法・意味範疇の共有、意志性調和、項の共有、肯定回答、節連結、使役など様々な観点から、動詞連続と複数節の連続とを比較する。結論として、動詞連続は上記の観点から複数節の連続と明確に区別され、むしろ、単一動詞を主要部にもつ単一節と同様の振る舞いを示すことを報告する。意味範疇の共有、意志性調和、項の共有、肯定回答、節連結、使役など様々な観点から、動詞連続と複数節の連続とを比較する。結論として、動詞連続は上記の観点から複数節の連続と明確に区別され、むしろ、単一動詞を主要部にもつ単一節と同様の振る舞いを示すことを報告する。

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