りんご剪定枝を原料とした活性炭に関する研究 (2)ニセアカシアとの基本物性の比較

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タイトル別名
  • リンゴセンテイ シ オ ゲンリョウ ト シタ カッセイタン ニ カンスル ケンキュウ(2)ニセアカシア ト ノ キホン ブッセイ ノ ヒカク
  • Study on activated carbon from apple pruned branches (2) Comparison with the basic properties of Robinia pseudoacacia

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抄録

りんご剪定枝を原料として作製したペレットや活性炭の物性を調べ,ニセアカシアを原料として同様の方法で作製したペレットや活性炭等と比較した。その結果,ペレットから炭素化物,活性炭と変化するに従って強熱残分は大きくなった。かさ密度はペレットおよび炭素化物で有意な差はなかったが,活性炭の間では有意な差を有した。また,比表面積,ミクロ孔容積,メソ孔容積は剪定枝の方が全ての値で大きかった。りんご剪定枝とニセアカシアでは強熱残分の値に大きな違いがあり,これが原因で値に違いが生じたと考えられた。一方,ミクロ孔分布の形状はほぼ同等であったが,剪定枝の方がピーク位置は0.1nmほど大きかった。またメソ孔は剪定枝の方が2~3nm付近および10nm 付近の値が高かった。

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