学生観点による学習意欲を促進させる動機づけ因子 -混合研究法を用いて-

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タイトル別名
  • Factors that Facilitate Nursing Student’s Motivation to Learn: A Mixed-method Study
  • ガクセイ カンテン ニ ヨル ガクシュウ イヨク オ ソクシン サセル ドウキズケ インシ : コンゴウ ケンキュウホウ オ モチイテ

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抄録

学習意欲を促進させる動機づけ因子を学生観点から抽出しその影響を明確にするために、混合研究法の探索的順次デザインを用いて研究を行った。第1フェーズでは、A県内看護系3大学に所属する2~4年次生23名に半構造化面接を行い、質的帰納的に分析した。学生の学習意欲を促進させる動機づけ因子は、【良い看護師になるため】【科目に対する個人的な興味関心】【先を見越した計画的な学習】【試験合格や成績良好を目指して】【他者の学習姿勢から受ける刺激】の5カテゴリーであった。第2フェーズでは、第1フェーズの結果に基づいて作成した動機づけ尺度を用いて、学生が影響を受けている動機づけの段階を明確にした。看護系2大学に所属する2~4年次生500名に協力を依頼し、165名(回収率33%)から回答を得た。多くの学生は、罪悪感解消や承認獲得の願望、外部からの圧力や報酬、学習自体への興味関心が学習の動機づけとなっていることが示唆された。

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