AI化時代の対人援助職に求められる研修プログラムの検討 -人称の身体感覚を拡張するワークの分析から-

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of Training Programs Required for Interpersonal Professionals in the Age of AI: Analysis of Work that Expands the Body Sense
  • AIカ ジダイ ノ タイジン エンジョショク ニ モトメラレル ケンシュウ プログラム ノ ケントウ : ニンショウ ノ シンタイ カンカク オ カクチョウ スル ワーク ノ ブンセキ カラ

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抄録

本研究の目的は、来るべきAI化時代に備えてAIとは異なる生身の人間の「感覚力」に着目し、人とかかわる職に就く人々に向けた研修プログラムを開発することにある。大量の情報を瞬時に処理することに長けたAIは将来、職場でどのように活用され、人々の関係性にどのような変化をもたらすか、現時点での将来像を予測しておく必要がある。昼寝などの睡眠時の乳幼児の安全・見守りや送り迎え時の保護者対応、絵本の読みかたり等の業務にAIが登用された場合、そこで働く専門職の意味合いや養成、ならびに、研修内容にも大きな影響を及ぼすと考えられる。経済中心の原理や従来の仮説検証型の自然科学的方法とは異なる未来像を描く方途として、本論では人称の身体感覚を手がかりに、パフォーミング・アーツのワークショップにおける長期的フィールドワークを通して、対人関係専門職に就く人々を想定した感覚力の拡張を目指すプログラムの検討を試みる。

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