Being-in-the-world and discourse : Toward the existential turn in second language education

DOI HANDLE Web Site Open Access

Bibliographic Information

Other Title
  • 世界内存在とことば : 第二言語教育における実存論的転回に向けて
  • セカイナイ ソンザイ ト コトバ ダイニゲンゴ キョウイク ニ オケル ジツゾン ロンテキ テンカイ ニ ムケテ
  • セカイ ナイ ソンザイ ト コトバ : ダイニゴンゴ キョウイク ニ オケル ジツゾンロンテキ テンカイ ニ ムケテ

Search this article

Abstract

研究ノート

本稿は、現代の哲学的思索の中でもハイデガーの実存哲学に注目して第二言語教育への示唆を得ようとするものである。ハイデガーの実存哲学の中でもその中核的な概念となる世界内存在に焦点化して、世界内存在とことばをめぐって考察を行った。その結果、世界内存在として存在する現存在は、自ら地平という領野を開示して、そして自らもその地平に属するという形で実存すること、そして、そうした現存在の実存は思考の内にディスコースとして印されることが明らかになった。そこから示唆される第二言語教育は、自身が自ずと開示してしまう世界と自己の地平を見つめ直し語り直すというクリティカルな思考と言語の活動を通して、各々の学習者が新たな言葉で存在の声を自覚的に紡ぎ出すことを中心に据えた新たな教育的営みとなる。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top