ある児童発達支援センター所属職員における小学校との連携と就学に関する意識

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抄録

2017年に幼稚園教育要領等が改訂(改定)された。新たに明記された「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」などは、特別支援教育における就学移行においても重要な役割を果たすことが期待されるが、障害のある未就学児を支援提供の対象とする施設及び施設職員の調査・検討が少ないという課題が指摘された。そこで、本研究では、児童発達支援センターを対象とし、改訂(改定)及びその内容等について、職員らがどのように理解しているのか等について半構造化面接法を用いた調査から検討することを目的とした。X市内の支援センターに勤務する職員15名を対象として実施したインタビュー調査から、施設に特徴的な長期的視点に立った支援が展開されていることが示唆されるとともに、改訂(改定)等の認知・定着についての課題が確認された。当該諸施設において改訂(改定)等の認知・定着を妨げる課題を明らかにすることが今後の検討課題であると考えられた。

収録刊行物

  • 教育研究実践報告誌

    教育研究実践報告誌 4 (2), 11-18, 2021-03-01

    常葉大学教育学部初等教育課程研究企画部会

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