Abstract
特別支援教育導入に至る歴史的経緯から理念・思想を確認し,それらに合致する学習指導・学級経営・生徒指導それぞれの指導や支援の技術・手法の実践を報告した。学習指導については授業のユニバーサルデザイン,学級経営については構成的グループ・エンカウンター,生徒指導については解決志向ブリーフセラピーといった指導・支援の技術・手法を用いた実践を行うことで,よりきめ細やかで,なおかつより柔軟に,教育課程の編成や指導法の工夫が可能となった。インクルーシブ教育システム・共生社会の実現を目指すにあたり,その基盤となる理念・思想を十分に理解し,最適な指導や支援の技術・手法を選択していくことが学校現場では強く求められていることが示唆された。
Journal
-
- 教育研究実践報告誌
-
教育研究実践報告誌 4 (2), 60-67, 2021-03-01
常葉大学教育学部初等教育課程研究企画部会
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390009224888923776
-
- NII Article ID
- 120006998980
-
- ISSN
- 24360112
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- Abstract License Flag
- Allowed