小学4年生社会科の探究的な学習における児童の問い生成力

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  • ショウガク 4ネンセイ シャカイカ ノ タンキュウテキ ナ ガクシュウ ニ オケル ジドウ ノ トイ セイセイリョク

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抄録

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本研究の目的は,小学4年生を対象に,探究する問題を児童自身が見い出し進める調べ学習(社会科)において,児童の問い生成の特徴や困難さを明らかにし,支援策を検討することであった。消防に関する調べ学習を2回実施し,児童が生成した問いを「Y-N 型の問い」「事実・事例要求の問い」「説明要求の問い」「仮説・予測的な問い」「精緻化・発展的な問い」に分類し,それぞれの出現頻度を分析した。その結果,2回の授業を通して,児童が生成した問いの多くは,事実・事例要求の問いであり,学びを深めるために重要な,説明要求や仮説・予測的,精緻化・発展的な問いの生成数はかなり少ないことが明らかになった。これらの結果を問い生成の状況・文脈との関係で捉え,児童の問い生成の仕方や,問いの運用の困難さについて支援策と合わせて検討した。

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