教職経験豊富な小学校教師の体育授業における子供へのかかわりに関する研究 : ボール運動単元における教師の発話および子供の振り返りに着目して

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タイトル別名
  • Experienced Elementary School Teachers’ Promotion of Physical Education Classes for School Children : Focus on Changing of Teachers’ Verbal Interactions and Children’s Reflections
  • キョウショク ケイケン ホウフ ナ ショウガッコウ キョウシ ノ タイイク ジュギョウ ニ オケル コドモ エ ノ カカワリ ニ カンスル ケンキュウ : ボール ウンドウ タンゲン ニ オケル キョウシ ノ ハツワ オヨビ コドモ ノ フリカエリ ニ チャクモク シテ

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抄録

体育授業における教師の指導技術に関する研究によって,子供の学習成果を引き出す働きかけの様相が明らかにされてきた。しかし,教職経験豊富な教師による単元を通した具体的なかかわりについて教師の発話と子供の学習状況の両面から検討した例は見られない。そこで本研究では,教職経験豊富な小学校教師の体育授業の単元を通した児童への言語的なかかわりの特徴を事例的に検討することを目的とした。本論では,教師の研究グループに所属し多くの授業実践を行なってきた教職経験豊富な小学校教師と小学校5年生の児童32名を対象とした。授業者の発話内容と児童の学習カードの記述内容をテキストマイニングにより解析した。結果から,教職経験豊富な教師は単元を通して学習課題に関する発問を繰り返し行うことで,児童の考えを言語化させてグループ活動を活性化させたり,単元途中で新たな課題を設けたりすることで学習を深めようとしていることが推察された。

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