中学校体育授業における対話的活動と体育勤勉性および運動への意識との関係

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タイトル別名
  • Relationships between Verbal Activities, Industries and Feeling toward Exercise in Physical Education Classes
  • チュウガッコウ タイイク ジュギョウ ニ オケル タイワテキ カツドウ ト タイイク キンベンセイ オヨビ ウンドウ エ ノ イシキ ト ノ カンケイ

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抄録

近年,体育授業において他教科と同様に対話的活動の充実が求められている。また,運動への没頭した状態が学習成果を高めることが示唆されており,先行研究において体育勤勉性の重要性が指摘されている。しかしながら,体育授業での対話的活動と体育勤勉性の関係について検証した事例は見られない。そこで,本研究は体育授業における言語的コミュニケーションの状態と体育勤勉性との関係を明らかにすることを目的とした。対象は札幌市内の中学生105名とし,授業内の会話時間の測定および質問紙による調査を実施した。結果として,男子では会話時間と体育勤勉性との間に正の相関関係が認められたが,女子では関係性が見られなかった。中学校男子は仲間との協力関係を通して目標に向かう努力過程を獲得していることが結果から示唆された。また,男女ともに運動に対して好意的に感じている生徒ほど体育勤勉性が高いことも結果から明らかとなった。

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