政策評価における基本原理

• 中泉, 拓也

Bibliographic Information

Other Title

• セイサク ヒョウカ ニオケル キホン ゲンリ
• Principle of Impact Assessment

Abstract

政策評価はエビデンスベースに基づく必要がある反面,様々な利害関係者との対立にも直面する。分析において,利害調整を優先するか,エビデンスベースや客観性を優先するかは大きな問題である。本項では,経済学的な原理に従い,どのような利害対立に直面したとしても,エビデンスベースに基づいて社会的に最適なアウトカムを導出することを最優先とすべきであることを示すものである。また,政策立案者と利害関係者の間に非対称情報の問題が存在する場合も,その原則を徹底しながら,顕示原理に基づく情報レントの存在を認識し,一定の利得を保証しながら,客観的な分析を行うことが望ましい。更に,文権的で自発的な市民参画を促すことで,インプリメンテーションの問題の解決が進められる。

Journal

• 関東学院大学経済経営研究所年報

  関東学院大学経済経営研究所年報 43 28-33, 2021-03

  関東学院大学経済経営研究所

Keywords

• EBPM(Evidence Base Policy Making),政策評価,厚生経済学,コースの定理,顕示原理,市民参画,アカウンタビリティ

Details

• CRID: 1050569236127193728
• NII Article ID: 120007016779
• NII Book ID: AN10441484
• ISSN: 13410407
• NDL BIB ID: 031503735
• Web Site: https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/NI30003836
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I031503735
• Text Lang: ja
• Article Type: departmental bulletin paper
• Data Source:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN