近世日本の鷹狩

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  • Japanese Falconry in the Edo Period

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抄録

近批日本では、将軍や大名のあいだで鷹狩が盛んに行われた。本稿では、まず江戸幕府の歴代の将軍が好んだ鷹狩や、それをささえた制度について具体的に説明した。次に、近世には200以上もの藩がおかれ、大名のあいだでも鷹狩が行われていた。その例として加賀藩前田家に注目し、領国だけではなく、参勤交代で江戸に滞在しているあいだでも下屋敷で隅狩が行われていたことを紹介した。鷹狩をするには、麿だけではなく、鷹が捕獲する鳥たちも生息していなければならない。そこで鷹狩を実現できた背景として、近枇独自の日本近世型生態系が創出されていたことを明らかにした。

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