同期型遠隔授業に参加した中国人大学生に対する意識調査

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  • A Survey of Chinese University Students Participating in Synchronous Distance Learning
  • ドウキ ガタ エンカク ジュギョウ ニ サンカ シタ チュウゴクジン ダイガクセイ ニ タイスル イシキチョウサ

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抄録

本稿は、2020年春~夏学期に大阪大学日本語日本文化教育センター(以下、CJLC)の正規授業として行われた同期型遠隔授業を、中国から同時に受講した中国人大学生に対して行った意識調査に関する報告である。この目的は、世界でも先行してオンライン授業が行われていた中国の大学の学生に本遠隔授業がどのように受け止められたかを解明することであり、CJLCの遠隔授業配信事業の充実・発展につなげる知見を得ることが目標である。全15回の授業の内、9回を中国に配信し、本授業に参加した中国人大学生にアンケートとインタビュー調査を実施した。その結果、遠隔授業の技術的な側面については、音声と教員の画像はすべての回を通して安定的に良好な評価が得られたが、スライドの見せ方に関する課題が挙げられた。また教育的な側面については、本講義は学生が質問しやすく、教員とのやりとりも円滑であるという評価を受けた。やりとりの機会をさらに増やし適切に取り入れていく方法を模索することが次なる課題である。

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