ソーシャルワークと社会正義 : 日本の社会福祉は貧困にどう対峙するのか

書誌事項

タイトル別名
  • Social work for social justice : How does the social welfare of Japan face each other in poverty

この論文をさがす

抄録

「日本の社会をより良い社会に変革するには、ソーシャルワークが社会運動の一環として、改めてマクロ的な視野を取り戻さない限りは不可能ではないのか?」上記の言葉は、訓覇法子が述べたものである。本研究では、構造的に拡大・深化する貧困に対して、社会福祉、ソーシャルワークがどう対峙するのか、そしてそのあり方について明らかにしていきたいと考えた。研究方法としては、先行研究や統計資料等からの貧困の現況の把握と2013年に筆者が行った反貧困運動団体や脱貧困に取り組むソーシャルワーカーへのインタビュー調査結果から得たストーリーラインの分析、そして貧困者支援のソーシャルワークに関する先行研究の検討等から行なった。そして、訓覇の言う「社会正義や人間性の回復という価値基盤・原点」にたったソーシャルワーク実践のためには、ソーシャル・アクションや社会運動との協働が重要であるという結論に至った。

貧困

社会正義

マクロ的な視野

ソーシャル・アクション

社会運動

identifier:DF004400008097

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ