草薙剣と天皇即位儀礼 : 『古語拾遺』の草薙剣をめぐって
書誌事項
- タイトル別名
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- Kusanagi Sword and Emperor Enthronement Ceremony : Kusanagi Sword in the “Kogo-Shui”
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抄録
『古事記』・『日本書紀』に見える草薙剣は、従来三種の神器のうちの一つとして、受け継ぐことで王権の正統性を保証する神璽の剣であるとされてきた。しかし神野志隆光によってそうした草薙剣の姿は『記』・『紀』には見られないことが明らにされ、『古語拾遺』がそうした言説を生み出したことが示された。本稿ではこれを受け、『古語拾遺』を編纂した斎部広成の側から『古語拾遺』の草薙剣を読み解き、『古語拾遺』の草薙剣をめぐる言説が、九世紀における天皇即位儀礼とどのように関わっていたのかを見ることで、草薙剣と神璽の剣の同一視が斎部氏の固有の祭祀実践によるものであったことを明らかにする。また、『古語拾遺』の神武天皇即位の場面に登場する殿祭の記述から、そうした斎部氏の実践が九世紀における即位儀礼の変化に対応するものであったことを示す。
草薙剣
『古語拾遺』
斎部氏
即位儀礼
神璽
identifier:DB004800010419
収録刊行物
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- 佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇
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佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 48 111-126, 2020-03-01
佛教大学大学院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050569313660672768
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- NII論文ID
- 120007025613
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- NII書誌ID
- AA12387923
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- ISSN
- 18833985
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles