今日の若者の能力主義をめぐる意識の把握に向けて : 前提作業としての2000 年代高校生意識調査データの再分析

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タイトル別名
  • Towards understanding the attitude about meritocracy of today's young people : a reanalysis of high school students’ attitude survey in 2000's as a prerequisite work
  • キョウ ノ ワカモノ ノ ノウリョク シュギ オ メグル イシキ ノ ハアク ニ ムケテ : ゼンテイ サギョウ ト シテ ノ 2000ネンダイ コウコウセイ イシキ チョウサ データ ノ サイブンセキ

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抄録

能力主義は、能力・努力に基づく業績に応じて地位・報酬を配分することを、またそうした能力・努力に基づく業績を基準に人の価値を判断することを是とする考え方である。それは、近現代社会の、地位・報酬に関わる点での社会構成原理=正統化原理であるとともに、人間観・人生観をも含む人びとの価値意識でもある。本稿は、こうした能力主義を肯定する意識を現代日本の若者がどの程度もっており、かれらの様々な意識や行動全体の中でそれがどのような位置を占めているか、またそれがどのような変化の傾向性を孕んでいるかを把握することを目的とした調査研究の一環として、筆者が2007 年に行った高校生対象の意識調査のデータに対して、上記の目的の視点から再分析を試みるものである。

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