大分県宇佐に残る伊藤金二郎の軍艦模型について : その史料的価値

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  • オオイタケン ウサ ニ ノコル イトウキン ジロウ ノ グンカン モケイ ニ ツイテ : ソノ シリョウテキ カチ

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抄録

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大分県宇佐市の教覚寺に日露戦争や第二次大戦の軍艦模型が保管されてきている。製作した伊藤金二郎は同寺住職平田崇英の祖父にあたる。今回の調査より、伊藤の模型は、海軍への憧れに根ざしたとはいえ、優れた軍艦模型のため時代の中で大きな役割を担ったことがわかった。ヒトラーへの模型贈呈はその一例であり、日独関係の強化を演出する一要素になった。今後この稀有な歴史史料は修復の上、常設的に展示されることが望まれる。

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