第一言語と第二言語における“語彙-概念リンク"の発達その5

機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • ダイイチ ゲンゴ ト ダイニゴンゴ ニ オケル"ゴイ-ガイネン リンク"ノ ハッタツ(ソノ 5)
  • ダイイチゲンゴ ト ダイニゲンゴ ニ オケル ゴイ ガイネン リンク ノ ハッタツ ソノ5
  • Development of "Lexicon-Concept Link"in the First Language and Second Language -Part 5-

この論文をさがす

抄録

type:text

本研究の一部は「挑戦的萌芽研究平成25年度-平成27年度認知神経学的評価に基づく英単語dyslexia児童のための個別教育支援開発(研究代表:杉田克生)」ならびに「千葉大学教育学部附属学校連携研究」の助成を得た。

日本在住の中学生1~3年生,小学生の5~6年生,ミラノ補習校生を対象とし,漢字ならびにアルファベット(英語・イタリア語の単語,以下英語・イタリア語と記載)の脳内認知機構を比較するために,“match/mismatch法"を用いて読字反応時間を測定し検討した。日本在住の被験者では言語環境の相違の観点から,各学年においても漢字,英語,イタリア語の順に平均読字反応時間が短縮した。また,各単語とも年齢の増加に伴い,読字反応時間が短縮した。一方,イタリア在住の多くの生徒ではイタリア語,英語,漢字もしくは,英語,イタリア語,漢字の順で平均読字反応時間が短くなった。読字反応時間検査は文字学習の教育効果を評価する上で,有意義な検査である。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ