自己組織性理論と学級経営

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タイトル別名
  • ジコ ソシキセイ リロン ト ガッキュウ ケイエイ
  • Self-Organization Theory and Principle of Class Management

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抄録

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本研究では,今日求められる学級経営の方途を探るため,シナジェティック自己組織性理論による自己組織化条件が,組織論的知見に基づく学級組織活性化方略にどのように影響するのかを検討した。その際,自己組織化条件は,学級組織活性化方略に効果を及ぼす,また,自己組織化条件は相互作用的に関与するという仮説モデルを構築した。この仮説モデルを検証するため,公立小中学校教員284名に対して質問紙調査を実施し,因子分析及び構造方程式モデリングによる分析を行った。その結果,⑴自己組織化条件に2因子,学級組織活性化方略に4因子を抽出した。⑵自己組織化条件各因子は,学級組織活性化方略に有意なパスを示した。自己組織化条件各因子は有意な相関を示した。これより,学級組織活性化方略を促す上で自己組織化条件をその基盤とした実践の有効性と,それには自己組織化条件を相互作用的に捉えた方略の有効性が示唆された。

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