Cook-Medleyの敵意スケール(Ho)の因子構造と構成概念妥当性の検討

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  • Cook-Medley ノ テキイ スケール Ho ノ インシ コウゾウ ト コウセイ ガイネン ダトウセイ ノ ケントウ
  • Factor Structure and Construct Validity of Cook-Medley Hostility Scale(Ho)

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Cook-Medley(1954)による敵意スケール(Ho)は敵意と健康との関連を扱う研究のなかでしばしば用いられているが,その因子構造に関する研究は欧米でも少なく,我が国においては皆無である。また,構成概念妥当性の検討も十分に行われているとはいえない。本研究では,まず,352名の大学生に実施したデータからHoの因子構造を検討した。探索的因子分析,確認的因子分析の双方を実施した結果は一貫性が無く,また,欧米で報告されたいくつかの研究結果とも整合性がなかった。一方,Hoは他の敵意尺度とは中程度の相関が得られ収束的妥当性が確認された。ただし,これまでも関連が指摘されていた神経症とも有意な相関が認められ,弁別的妥当性は疑われることとなった。

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