小学校教員養成の理科の教職科目への心肺蘇生実習導入の試み : 生物に関する知識と生命尊重を結びつける態度育成の観点から

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  • ショウガッコウ キョウイン ヨウセイ ノ リカ ノ キョウショク カモク エ ノ シンハイ ソセイ ジッシュウ ドウニュウ ノ ココロミ : セイブツ ニ カンスル チシキ ト セイメイ ソンチョウ オ ムスビツケル タイド イクセイ ノ カンテン カラ

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抄録

児童が,小学校で学んだ人の体に関する知識を,生命尊重にかかわる意識と結びつけることができるようにするためには,小学校理科の授業に心肺蘇生実習を導入することが有効ではないかと考えた。そこで,まず,小学校教員養成コースの理科の教職科目の授業で,心肺蘇生実習を試みた。実習とあわせて単語連想調査を行ったところ,「呼吸」「鼓動」などといった心臓や肺のはたらさに関する言葉を「生命」と結びつける傾向が出てくることが確認された。このことから,小学校理科の「人の体のつくり」に関する学習と,心肺蘇生の実習を組み合わせることが,生命尊重の態度の育成につながる可能性が示唆された。

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