「手段」を表す前置詞に関する意味論的考察 ―a, con, enを中心に―

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タイトル別名
  • Acerca de las preposiciones que indican un medio : a, con, en
  • 「 シュダン 」 オ アラワス ゼンチシ ニ カンスル イミロンテキ コウサツ : a, con, en オ チュウシン ニ

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抄録

本稿では,前置詞a, con, enと共起する道具を表す名詞をいくつか取りあげ,「手段」の意味を表す前置詞の選択に名詞や動詞が有する性質が影響していることを仮説として提示し,コーパスの例文を通じて考察をおこなった。その結果,手に持つ道具と共起する場合には,手段の意味としてconが用いられるのが一般的であり,名詞によってはaのほうが用いられやすいものがあることが明らかになった。さらに,手に持てず,特に場所の性質を有する道具である場合には,本来場所を表すenが用いられやすいが,その意味は手段の意味として分類することが妥当であることを主張した。

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