University students' understanding of international cooperation : Subject as liberal arts education

IR Web Site Open Access

Bibliographic Information

Other Title
  • 大学生の国際協力—教養科目受講生へのアンケート調査から—
  • 大学生の国際協力 : 教養科目受講生へのアンケート調査から
  • ダイガクセイ ノ コクサイ キョウリョク : キョウヨウ カモク ジュコウセイ エ ノ アンケート チョウサ カラ

Search this article

Abstract

本稿では、大学の国際化を背景として、大学における教育活動を通して学生へ何を伝えるべきなのか、なかでも、大学生活のスタート時期である初年次に受講する講座が果たす役割について考える。事例として、地方国立大学の教養科目として平成18年度から開講されている「国際協力論」を取り上げ、この講座は国際化時代に必要とされる知識や能力を育成することができているのかを考察する。

考察の結果次のことが明らかとなった。本講座は、地球的規模で物事を考える基礎を培い、世界のさまざまな国や地域の歴史や伝統、文化に対する理解を深めさせることができており、また、実社会が直面する課題を知り、学生自らの知識や人生を社会との関係で位置づけてみる機会を提供できている。一方、実社会が直面する課題を自ら発見したり探求したりする機会の提供は十分ではなく、特定の課題を深く掘り下げて考えさせるさらなる工夫が必要である。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top