科学技術コミュニケーションのシティズンシップ教育への応用 : 参加型演劇「私たちが機械だった頃」を用いた授業「討論と評決」を事例として

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書誌事項

タイトル別名
  • Application of Science and Technology Communication to Citizenship Education : A Case Study of a Class Using a Participatory Drama “When We Were Machines”
  • カガク ギジュツ コミュニケーション ノ シティズンシップ キョウイク エ ノ オウヨウ : サンカガタ エンゲキ 「 ワタクシ タチ ガ キカイ ダッタ コロ 」 オ モチイタ ジュギョウ 「 トウロン ト ヒョウケツ 」 オ ジレイ ト シテ

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抄録

筆頭筆者は,2021年3月,高校1年生と2年生を対象に演劇を用いた科学技術コミュニケーション実践「私たちが機械だった頃」の録画動画を教材に用いた「討論と評決」の授業を対面で実施した.「討論と評決」は科学技術の社会実装に係る倫理的・社会的問題を扱った動画を上映・鑑賞し,その内容に基づいて生徒同士が意見交換を行う授業構成になっている.本授業の目的「多様な意見を知ること」には,協働的な学びを通じたシティズンシップ教育としての側面がある.このように「討論と評決」は科学技術コミュニケーション実践をシティズンシップ教育に応用した事例とみることができる.本報告は「討論と評決」の設計意図,授業工程と工夫,具体的な授業の構成,授業後の生徒の自由回答結果を挙げ,科学技術コミュニケーション実践が中等教育のシティズンシップ教育に応用可能であることを示す.

収録刊行物

  • 科学技術コミュニケーション

    科学技術コミュニケーション 30 1-16, 2022-01

    北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)

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