-
- 藤吉 一誠
- 鹿児島大学工学部 応用化学工学科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Separation of Nickel and Chromium on a Porous Glass-Packed Column Using Pyridine-2,6-Dicarboxylic Acid as Eluent
- ピリジン 2 6 ジカルボンサン オ ヨウリエキ ト シタ タコウシツ ガラス ジュウテン カラム ニ ヨル ニッケル ト クロム ノ ブンリ
この論文をさがす
抄録
ピリジン-2,6-ジカルボン酸(PDCA)を用いて多孔質ガラス粉(43–74 μm)の充填カラムによるニッケルとクロムの分離実験を298 Kで行った.0.02 MのPDCA溶離液をpH 1–4の範囲で使用すると,ニッケルが吸着されないまま移動相液体とともに流出し,またクロムの保持体積がpH 2付近で極大であった.二種の金属がpH 1.3–1.7およびpH 2.5–3.7の領域においてイソクラティックにかつ完全に分離した.0.15–3.0 cm3/minの速度範囲で二種の金属の保持体積が変化しないため,送液速度を上げることにより分離時間の短縮が可能であり,溶離液として0.02 M PDCA(pH 1.5)を使用すると10分,また0.03 M PDCA(pH 3.0)を使用すると13分で分離が終了した.
収録刊行物
-
- 化学工学論文集
-
化学工学論文集 32 (4), 348-351, 2006
公益社団法人 化学工学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679486341632
-
- NII論文ID
- 130000018509
- 30014972246
-
- NII書誌ID
- AN00037234
-
- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD28XhtVyqsrrI
-
- ISSN
- 13499203
- 0386216X
-
- NDL書誌ID
- 8050471
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可