Cl, F系ハロゲンガスの非平衡プラズマ分解に及ぼすO<sub>2</sub>濃度の影響

  • 藤田 隆文
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 張 崇昭
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 小島 義弘
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 松田 仁樹
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 黄 立維
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of O<sub>2</sub> Concentration on Non-thermal Plasma Decomposition of Halide Gases Containing Cl and F
  • Cl,F系ハロゲンガスの非平衡プラズマ分解に及ぼすO2濃度の影響
  • Cl Fケイ ハロゲンガス ノ ヒヘイコウ プラズマ ブンカイ ニ オヨボス O2 ノウド ノ エイキョウ

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抄録

Wire-in-tube型プラズマ反応器を用いてCl, Fを含有するハロゲンガス(CCl4, CHF3, CHClF2)に対してO2の非平衡プラズマ分解に及ぼす影響について検討した.その結果,反応ガス雰囲気中に酸素が共存することにより,すべてのハロゲンガスの分解率は低下した.CHClF2ガスプラズマ分解において窒素雰囲気下で確認された分解生成物HCl, Cl2, HF, F2, CCl2F2以外に,酸素添加時ではCO2, COF2, COCl2が検知された.一方,陰極壁にCa(OH)2を塗布した反応器を用いることによるプラズマ分解と遊離ハロゲンのin-situ吸収-除去実験より,CHClF2の分解率は増加するとともに,ガス雰囲気に関係なくハロゲン副生成物の生成が抑制された.また,Ca(OH)2の存在の有無に関係なく,酸素濃度の増加とともにCHClF2の分解によるCO2転化率は増加した.

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参考文献 (12)*注記

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