温度ロガーを用いた巣箱に営巣する小型鳥類の繁殖状況の自動調査の試み

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タイトル別名
  • Utility of a small temperature logger to monitor the breeding phenology at nest boxes of passerine bird species

抄録

鳥類の繁殖時期のモニタリングを温度ロガー「サーモクロンGタイプ」を巣箱の底に設置することで可能かどうかについて検討した．対象種はアカヒゲ，シジュウカラ，ヤマガラ，コムクドリとした．シジュウカラ，ヤマガラ，コムクドリについては抱卵開始，ふ化，巣立ちを推定／把握することができた．アカヒゲについては，巣箱の底の一部を底上げし，そこにロガーを設置すれば，繁殖時期を推定／把握することが可能であった．したがって，種によっては多少の工夫が必要であるものの，巣箱設置時にロガーを設置し，秋期に回収することで繁殖状況を把握する簡便な調査を行なうことが可能と考えられる．

収録刊行物

  • Bird Research

    Bird Research 3 (0), T3-T11, 2007

    特定非営利活動法人バードリサーチ

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680210196352
  • NII論文ID
    130000060983
  • DOI
    10.11211/birdresearch.3.t3
  • ISSN
    18801595
    18801587
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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