固体ロケット排出物によるオゾン層との干渉問題の３次元モデル化に関する研究

• 竹中 信一

  静岡大学大学院理工学研究科機械工学専攻

• 山極 芳樹

  静岡大学工学部機械工学科

書誌事項

タイトル別名

• 3-Dimensional Model of the Influences of Solid Rocket Exhausts with the Ozone Layer

抄録

固体ロケット打ち上げ直後，ロケットから多量の排出物が地球大気圏に放出される．この排出物中の成分によってオゾン層が破壊され，一時的，局所的にオゾンホールが生じ大量の紫外線が地上に降り注ぐことが予想されている．そのため，我々は固体ロケット排出物によるオゾン層への影響について，実用的な解析モデルの構築を目指しており，今回，3次元モデルを構築し，Titan IV Plumeにおける観測データとの比較をおこなった．その結果，解析モデルは観測データを模擬できており，発射8分後，オゾン密度は破壊以前の37%まで減少し，発射60分後には92%まで回復することが示された．

収録刊行物

• 宇宙技術

  宇宙技術 3 1-10, 2004

  一般社団法人 日本航空宇宙学会

キーワード

• 環境
• オゾンホール
• ロケット排出物

詳細情報

• CRID: 1390282680213083264
• NII論文ID: 130000151068
• DOI: 10.2322/stj.3.1
• ISSN: 13473832
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/stj/3/0/3_0_1/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可