バフチンの対話性概念による社会心理研究の拡張

• 朴 東燮

  釜山大学校

• 茂呂 雄二

  筑波大学大学院人間総合科学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Expanding socio-psychological study through Bahktinian dialogicality
• バフチン ノ タイワセイ ガイネン ニ ヨル シャカイ シンリ ケンキュウ ノ カクチョウ

抄録

この論文では，バフチンの対話概念の適用可能性を議論した。まず，バフチンの対話性の概念を概説した。次に，学習発達に関する研究領域の動向を概観して，学習を社会過程と見なす方向に動いていることを確認した。この領域における理論的問題の二つの焦点が，状況の対話組織化と，言語実践のレパートリーのアイディアにあることを特定した。そして，この二つの理論的問題を考える上で，対話性の概念が有効であることを，子どもの相互行為データを用いて例証した。<br>

収録刊行物

• 実験社会心理学研究

  実験社会心理学研究 46 (2), 146-161, 2007

  日本グループ・ダイナミックス学会

キーワード

• バフチン
• 対話性
• 状況の定義
• 実践のレパートリー

詳細情報

• CRID: 1390001204318156288
• NII論文ID: 130000303322
• NII書誌ID: AN00104794
• DOI: 10.2130/jjesp.46.146
• ISSN: 13486276
• ISSN: 03877973
• NDL書誌ID: 8801517
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8801517
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/jjesp/46/2/46_2_146/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可