加工食品中の甲殻類タンパク質定量検査法における標準品調製法の検討

  • 清木 興介
    株式会社マルハニチロホールディングス 中央研究所
  • 織田 浩司
    株式会社マルハニチロホールディングス 中央研究所
  • 柴原 裕亮
    日水製薬株式会社 診断薬研究部
  • 蒲生 玲子
    株式会社ニッポンジーン 診断試薬部
  • 有馬 優美
    株式会社ニッポンジーン 診断試薬部
  • 酒井 信夫
    国立医薬品食品衛生研究所 代謝生化学部
  • 中村 厚
    国立医薬品食品衛生研究所 代謝生化学部
  • 安達 玲子
    国立医薬品食品衛生研究所 代謝生化学部
  • 塩見 一雄
    東京海洋大学 海洋科学部 食品生産科学科
  • 穐山 浩
    国立医薬品食品衛生研究所 代謝生化学部
  • 手島 玲子
    国立医薬品食品衛生研究所 代謝生化学部

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Preparation of the Calibration Standard for the Crustacean Protein Detection Method
  • カコウ ショクヒン チュウ ノ コウカクルイ タンパクシツ テイリョウ ケンサホウ ニ オケル ヒョウジュンヒン チョウセイホウ ノ ケントウ

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抄録

えび・かに定量検査法における標準品の調製法に関して検討を行った結果,抽出液にプロテアーゼインヒビターを添加し,さらに100℃,10分間加熱することにより,試料中のプロテアーゼの影響を低減させ,安定した標準品原液を調製することが可能となった.また,本調製法に基づき,標準品原液を3ロット調製し電気泳動とタンパク質の定量を行った.電気泳動像においては160,41,37 kDa付近にそれぞれ1本,20~16 kDaの範囲に4本の明瞭なバンドが認められた.また,タンパク質の定量値から,標準的な濃度範囲は2.74~4.10 mg/mLであった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 51 (3), 133-138, 2010

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (13)*注記

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