ベニテングタケ関連商品のＤＮＡ配列解析および成分分析

• 丸山 卓郎

  国立医薬品食品衛生研究所

• 川原 信夫

  国立医薬品食品衛生研究所

• 吹春 俊光

  千葉県立中央博物館

• 横山 和正

  滋賀大学教育学部

• 牧野 由紀子

  厚生労働省　関東信越厚生局　麻薬取締部

• 合田 幸広

  国立医薬品食品衛生研究所

書誌事項

タイトル別名

• DNA and Chemical Analyses of Commercial Fly Agaric-Related Products
• ベニテングタケ カンレン ショウヒン ノ DNA ハイレツ カイセキ オヨビ セイブン ブンセキ

抄録

2002年6月よりサイロシン類含有キノコが麻薬原料植物に指定されたことから，これに代わり，ベニテングタケ (Amanita muscaria) が，さまざまな形態で販売されている．本研究では，DNA分析および成分分析により，これらベニテングタケ関連商品の実態調査を行った．DNA分析の結果，上記商品の基原種は，A. muscaria あるいはその変種であると推定された．また，これらは，3つの遺伝子型に分類され，その多くが海外産であると思われた．一方，LC/MS分析により添加物質としてハルミン類およびトリプタミン類がそれぞれ2種，検出された．このうち，ハルミン類含有商品からは，ハルマラ (Peganum harmala)のmatK遺伝子が検出され，これらの商品中のハルミン類が，ハルマラ組織に由来することが明らかとなった．

収録刊行物

• 食品衛生学雑誌

  食品衛生学雑誌 46 (2), 49-54, 2005

  公益社団法人 日本食品衛生学会

キーワード

• ベニテングタケ
• 内部転写スペーサー領域
• ミトコンドリア12SリボゾームDNA
• トリプタミン類
• ハルミン類

詳細情報

• CRID: 1390282679201949440
• NII論文ID: 130000671336
• NII書誌ID: AN00117741
• DOI: 10.3358/shokueishi.46.49
• COI: 1:CAS:528:DC%2BD2MXks1Gkt70%3D
• ISSN: 18821006
• ISSN: 00156426
• NDL書誌ID: 7342081
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030712125
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7342081
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2005179518
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可