筋炎と著明な好酸球増加を伴ったアレルギー性肉芽腫性血管炎の1症例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of allergic granulomatouse angitis complicated with myositis and eosinophilia.

この論文をさがす

抄録

症例は50才,女性.高血圧,気管支喘息にて加療中,両足底,左手掌のしびれとほぼ両下肢全体に自発痛が出現したため当科へ入院.高血圧,発熱,四肢の知覚・運動障害,好酸球増加(35500/mm3), CRP, CPK-MM型,アルドラーゼ,ミオグロビン値の上昇,針筋電図で,全般的な神経原性の変化と,一部に筋原性変化,生検より筋炎を伴ったアレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA)と診断され, prednisoloneにて,臨床症状,検査成績の改善を認めた. AGAの増悪期に必発する多発性単神経炎の他に筋炎を併発した点で示唆に富む症例と考え報告する.

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ