TAE後Clostridium perfringens敗血症による急激な溶血をきたして死亡した多発性骨髄腫合併肝細胞癌の1剖検例

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  • An autopsy case of the hepatocellular carcinoma associated with multiple myeloma which developed fatal massive hemolysis due to the Clostridium perfringens septicemia following TAE

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抄録

症例は68歳,男性.多発性骨髄腫に対しMelphalan PSL療法中,肝細胞癌を併発し,TAEを施行した.その翌日,Clostridium perfringensによる敗血症となり,急激な溶血(Hb 1.9g/dl)を呈し,9時間後に死亡した.剖検にて,高分化肝細胞癌,多発性骨髄腫,肺腺癌を認め,三重複癌であることが判明した.同菌はTAE後の急激な溶血による急死の原因として注意が必要と考え,文献的考察を加え報告した.

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