Genetic diagnosis of human pancreatic cancer

  • HORII Akira
    Department of Molecular Pathology, Tohoku University School of Medicine

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Other Title
  • すい癌診療の最前線  すい癌の遺伝子診断

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Abstract

膵癌は極めて治療成績が悪い. 現時点では切除可能な時期に診断して手術することが最良である. 現状として, 診断は画像によるものと細胞診, 組織診が中心である, しかしながら, これらの検査では, 担当する者の技量に負うところも大きい, 膵癌の治療成績向上のためには, 膵癌の発生メカニズムを理解した上で発癌の根底に関わる異常を指標とした診断戦略が必要である. 発がんに関わる遺伝子変異として, 膵癌ではKRAS, p16, p53, SMAD4などが高頻度に報告されているが, KRASを軸としたPCRによるDNA診断とSMAD4を軸としたFASHによる診断が有用であるものと考えられる. 現在のゲノム解析の知見を発展させ, より高感度, 高精度の遺伝子診断法を開発することが重要である.

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