印象的な小腸しょう膜線状発赤を認めた好酸球性胃腸炎の１例

• 石川 忠雄

  愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院外科

• 原田 明生

  愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院外科

• 大谷 由幸

  愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院内科

• 中村 隆昭

  愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院病理

書誌事項

タイトル別名

• A case of eosinophilic gastroenteritis with impressive red line of the serosa of small intestine

抄録

症例は56歳女性, 2001年3月近医より胆嚢摘出術目的にて当科紹介, 末梢血好酸球増多および画像上腹水貯留と腸管壁肥厚とが認められ, 腹水検査では細胞のほとんどが好酸球であった. 入院後腹痛・嘔吐が増悪し, 消化管の絞扼も否定できず開腹術を施行, 小腸漿膜の線状発赤を認め, 小腸の一部を切除生検した. 術後好酸球性胃腸炎と診断され, ステロイド治療を開始, 嘔気・上腹部痛などの自覚症状は速やかに改善した.

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 100 (3), 317-321, 2003

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 好酸球性胃腸炎
• 胆嚢結石症

詳細情報

• CRID: 1390282681371404672
• NII論文ID: 130001527075
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi1964.100.317
• COI: 1:STN:280:DC%2BD3s7nvVSntA%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 12696173
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003203675
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
  • Crossref
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可