スジイルカの黄体および白体に関する生物学的研究

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タイトル別名
  • Biological study of the corpus luteum and the corpus albicans of Blue white dolphin (<I>Stenella caerulo-alba</I>)<SUP>*</SUP>
  • スジイルカの黄体および白体に関する生物学的研究〔英文〕
  • スジイルカ ノ オウタイ オヨビ ハクタイ ニ カンスル セイブツガクテキ ケンキュウ エイブン

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抄録

イルカ類の繁殖に関する諸問題を解明する手始として, スジイルカの黄体および白体について組織学的な観察を行ない次のような結果をえた。1) 黄体は4つのStageに分けられる。2) 受精後, 黄体は急速に成長し, 妊娠期間中ほぼその大きさは変らない。しかし, 妊娠末期には黄体細胞の退行変性像がみられる。3) 白体の蓄積数は左右の卵巣で異なる。4) 白体は3つのStageに分けられ, , 一生卵巣内から消失しない。5) StageIIIの白体は, ほとんど肥厚した血管壁からなり, その組織密度が高い。6) 白体には, 通常ordinaryの白体とtranslucentな白体と2つのtypeが観察された。

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