多発性髄膜腫: 症例報告と本邦文献例における臨床的検討

• 古川 誠一

  太田綜合病院付属熱海総合病院内科

• 野口 久

  太田綜合病院付属熱海総合病院内科

• 太田 舜二

  太田綜合病院付属熱海総合病院内科

• 柴田 興一

  太田綜合病院付属熱海総合病院神経内科

• 亀井 英一

  太田綜合病院付属熱海総合病院神経内科

• 山根 清美

  太田綜合病院付属熱海総合病院神経内科

• 武中 泰樹

  太田綜合病院付属熱海総合病院放射線科

書誌事項

タイトル別名

• MULTIPLE MENINGIOMA—A CLINICAL REPORT OF A CASE AND REVIEW OF LITERATURE IN JAPAN—

抄録

症例: 57歳女性, 主訴: 頭痛, 歩行障害.現病歴: 昭和60年5月より, 右上下肢の脱力感が出現.頭痛, 歩行障害も悪化.昭和61年3月に頭部CTを施行し, 2個の腫瘤を有する多発性髄膜腫が疑われ, 脳神経外科にて腫瘍摘出術が行なわれた.腫瘍の病理学的検索ではmeningothelial meningiomaと診断された.なお, 臨床上からは, Von Recklinghausen病の症候は認められなかった.本邦で多発性髄膜腫の報告例は自験例も含め25例しか報告されていない.特にVon Recklinghausen病に合併していない症例は15例しかみられず, 稀なものと考え報告した.

収録刊行物

• 昭和医学会雑誌

  昭和医学会雑誌 47 (4), 597-600, 1987

  昭和大学学士会

詳細情報

• CRID: 1390001204834594048
• NII論文ID: 130001827713
• DOI: 10.14930/jsma1939.47.597
• ISSN: 21850976
• ISSN: 00374342
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1988175458
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可