後頭部皮下静脈穿刺による横・S状静脈洞部硬膜動静脈瘻の塞栓術:症例報告

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タイトル別名
  • Percutaneous transvenous embolization of transverse / sigmoid sinus dural arteriovenous fistula through the mastoid emissary vein: case report

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抄録

【目的】Isolated sinusを伴うtransverse / sigmoid sinus dural arteriovenous fistula(TS/SS dAVF)に対するmastoid emissary vein (MEV)経由の塞栓術を報告する.【症例】静脈性梗塞で発症した46歳男性の左TS/SS dAVFに対して,通常の経静脈的アプローチが困難であったため,後頭部の皮下静脈を直接穿刺しMEVを経由して罹患静脈洞に至り,経静脈的コイル塞栓術を行い,完治が得られた.【結論】通常のアプローチが困難な場合にMEVが拡張発達して流出静脈となっていれば,この方法は簡便で良い治療オプションとなり得る.

収録刊行物

  • 脳神経血管内治療

    脳神経血管内治療 3 (2), 112-117, 2009

    特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (9)*注記

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