ステント留置術後にmicroembolic signalの消失を確認した頚部内頚動脈狭窄症の1例

• 近藤 竜史

  広南病院　血管内脳神経外科

• 松本 康史

  広南病院　血管内脳神経外科

• 佐藤 健一

  広南病院　血管内脳神経外科

• 遠藤 英徳

  広南病院　血管内脳神経外科

• 佐藤 祥一郎

  広南病院　脳血管内科

• 古井 英介

  広南病院　脳血管内科

• 板橋 亮

  広南病院　脳血管内科

• 矢澤 由加子

  広南病院　脳血管内科

• 藤原 悟

  広南病院　脳神経外科

• 高橋 明

  東北大学　脳血管内治療科

• 冨永 悌二

  東北大学　脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Disappearance of microembolic signals on transcranial doppler after carotid artery stenting: A case report
• 症例報告 ステント留置術後にmicroembolic signalの消失を確認した頚部内頚動脈狭窄症の1例
• ショウレイ ホウコク ステント リュウチ ジュツゴ ニ microembolic signal ノ ショウシツ オ カクニン シタ ケイブ ナイ ケイドウミャク キョウサクショウ ノ 1レイ

抄録

【目的】内科治療抵抗性のmicroembolic signal（MES）陽性頚部内頚動脈（internal carotid artery；ICA）狭窄症に対して頚動脈ステント留置術（carotid artery stenting；CAS）を施行し，MES消失と脳梗塞再発防止に貢献した症例を報告する．【症例】65歳男性．一過性右不全片麻痺を主訴に受診した．左中大脳動脈領域の多発梗塞と左頚部ICAの中等度狭窄を認めた．抗血小板療法開始後も梗塞巣が増加し，経頭蓋ドップラー（transcranial Doppler；TCD）で患側中大脳動脈において30分間に5個のMESが検出された．内科治療抵抗性に塞栓症を繰り返す左頚部ICA狭窄と判断し，Carotid Wallstentを用いてCASを施行した．術5日後のTCDではMESは検出されなかった．【結論】CASにより動脈原性塞栓症を阻止することができた．治療効果判定にTCDが有用であった．

収録刊行物

• 脳神経血管内治療

  脳神経血管内治療 6 (2), 114-121, 2012

  特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

キーワード

• carotid artery stenting
• microembolic signals
• trascranial doppler
• vulnerable plaque

詳細情報

• CRID: 1390001205301819648
• NII論文ID: 130002148781
• NII書誌ID: AA1229439X
• DOI: 10.5797/jnet.6.114
• ISSN: 21862494
• ISSN: 18824072
• NDL書誌ID: 024015570
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I024015570
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnet/6/2/6_114/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013174166
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可