神奈川県の野生鳥類にみられた寄生蠕虫類

書誌事項

タイトル別名
  • Parasitic Helminths of Wild Birds in Kanagawa Prefecture, Japan

抄録

神奈川県内で1997~2008年に交通事故や傷病などのために保護された後に死亡した野生鳥類27種39羽について寄生蠕虫類の検査を行い,うち18種25羽から蠕虫類が検出された。このうち,吸虫:Apharyngostrigea cornu(アオサギ・チュウサギの小腸),Cardiocephaloides longicollis(セグロカモメの小腸),Ophiosoma patagiatum(チュウサギの小腸),Uroproctepisthmium sp.(アオサギの大腸・総排泄腔),条虫:Paruterina candelabraria(オオコノハズクの小腸),線虫:Desmidocercella numidica(アオサギの気嚢?)については日本では初報告,吸虫:Brachylecithum sp.(ツグミ・トラツグミの胆嚢),Lyperosomum turdia(アカハラの胆嚢),Opisthorchis sp.(アオサギの胆管),Stictodora lari(セグロカモメの小腸),線虫:Desportesius spinulatus(チュウサギの筋胃),Stegophorus stercorarii(ハシボソミズナギドリの筋胃)については,日本での新宿主報告と考えられた。

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詳細情報

  • CRID
    1390001204487846144
  • NII論文ID
    130002567102
  • DOI
    10.5686/jjzwm.17.119
  • ISSN
    2185744X
    13426133
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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