施設における腹部超音波検診の問題点と対策

• 増田 英明

  横浜市立市民病院消化器科 横浜市立市民病院癌検診センター

• 今村 清子

  横浜市立市民病院癌検診センター 横浜市立市民病院消化器科

• 依田 敏

  横浜市立市民病院癌検診センター 横浜市立市民病院消化器科

• 四宮 由美子

  横浜市立市民病院癌検診センター

• 坂口 哲章

  横浜市立市民病院消化器科 横浜市立市民病院癌検診センター

• 西山 和男

  横浜市立市民病院消化器科 横浜市立市民病院癌検診センター

• 土橋 健

  横浜市立市民病院消化器科 横浜市立市民病院癌検診センター

• 佐島 敬清

  横浜市立市民病院消化器科

書誌事項

タイトル別名

• Problems and Measures on the Abdominal Ultrasonographic Mass Survey in Institute Cancer Detection

抄録

当施設のUSを主体とした肝胆膵検診の問題点の検討を行ない, 対策として変更した検診システム概要を報告した。当施設の肝胆膵検診の問題点として (1) 精 度管理問題,(2) 良性疾患対応問題,(3) 受診者問題が挙げられ, 精度管理及び良性疾患対応問題対策として血液生化学検査項目とHCV抗体を追加した。これでHCCの高危険群は管理検診へ, 脂肪肝や高脂血症などは栄養・食事指導にという振り分けができ, 検診の効率性が高くなると考えられた。又, 脂肪肝や高脂血症の栄養・食事指導もシステム化した。一般検診者に対する検診枠減少と受診者の固定化問題に対して初回受診者を対象に同日多項目検診を行うセット検診を開始した。セット検診の効果は初回受診比率低下の歯止めとなり, セット検診自体の受診者数も増加がみられ波及効果も大きかった。施設検診は効率の高い検診を目指す姿勢で問題対応する必要性があると考えられた。

収録刊行物

• Journal of Gastroenterological Mass Survey

  Journal of Gastroenterological Mass Survey 35 (4), 557-564, 1997

  一般社団法人 日本消化器がん検診学会

詳細情報

• CRID: 1390001204548365184
• NII論文ID: 130003358662
• NII論文ID: 10011803283
• NII書誌ID: AN00312000
• DOI: 10.11404/jsgcs1982.35.4_557
• ISSN: 21867313
• ISSN: 02876132
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1998019630
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可