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- 三田村 宗樹
- 大阪市立大学理学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Tsunami monument and the countermeasure for land subsidence in Osaka
抄録
都市大阪は厚い第四紀層が分布する大阪平野に立地しており,大阪の街は,日本の第四紀堆積盆地に立地する他の大都市と同様,軟弱な沖積層がつくる低平地にあり,地盤沈下や津波による被害を被ってきた.大阪では,地盤沈下による高潮対策事業として水際に防潮堤が構築され,津波対策にも併用できるとされてきた.しかし,2011年東北地方太平洋沖地震の大規模な津波被災状況を鑑み,大阪におけるプレート境界で発生する海溝型地震に伴う津波の想定見直しもなされつつある.本コースでは,大阪市南西部の沿岸域を中心に,水際に構築される防潮堤・防潮水門の状況やそれらと地表面との関係,木津川河畔に残る津波碑に記された安政南海地震津波について紹介する.さらに,都市大阪がアジアのデルタ地帯に発達した都市としての一面として,交通機関としての「川渡し」が現在も住民の足となっており,その紹介や江戸期の新田開発地帯・地盤沈下にともなう地盤かさ上げ地帯なども訪れる.街歩きを通じて,都市域の災害履歴をどのように教材として取り扱うべきかを現地で議論したい.
収録刊行物
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- 地質学雑誌
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地質学雑誌 118 (Supplement), S123-S131, 2012-08-15
一般社団法人 日本地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206240470528
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- NII論文ID
- 130003363901
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- ISSN
- 13499963
- 00167630
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可